サイトへ戻る

5/17 山陰海岸ジオパークの大地と暮らし

· ガイド,養成講座,ジオパーク

養成講座2日目も大盛況!

昨日は山陰海岸ジオパークの地形地質の話が中心でした。といっても、一般人が聞いて取っつきにくい○○層群とか○○岩質△△岩、○○○○ピテクスみたいな詳しい化石はほとんどありません。ジオパークに馴染みのない地域からも参加している、ガイドになりたい人向けの講座なので、兵庫県立大学大学院の先山徹先生が分かりやすく話して下さいました。

 

1番分かりやすかったのは、山陰海岸ジオパークの「大地の歴史」の時代毎に語る話(ジオストーリー)と特産品を明確にして下さったことです。

broken image

山陰海岸ジオパークって、地球上で最も新しい海=日本海が出来ていく過程が大地のあちこちに刻まれています。それだけを伝えても、お客様の多くは「ふーん。で?」になります。

 

そこで、この地形になったからこその恩恵を物語風に伝える。つまり、大地と暮らしの関わりを伝える「ジオストーリー」をお話すると、堅苦しい地質の話も「ほほーーーーんっ!」と思えますよね。

 

香住でカニが2種類獲れる理由や、京丹後に日本酒の酒蔵がなぜか多い理由、但馬牛という、日本の黒毛和牛の血統を築いてきた素晴らしい牛がずっと育った理由などは、すべて地形や地質に由来しています。その由来は、ぜひ当地でジオパークガイドにお尋ね下さい♪